先日はコーチングという社内研修について説明したので、この機会に、今一度コーチングについてお話したいと思います。
コーチングそのものは珍しい技術ではありません。社内研修の他にも、外部でも数多くセミナーが開催されています。しかし、人を指導する技術だけあって、講師にはその専門家が求められます。
ご存知でしょうか?欧米では多くの企業がコーチングの国際資格を持っているプロコーチを迎えて社内研修を実施しています。コーチングを学ぶ際には同時にNLPも学ぶので、そのプロともなればコミュニケーションの達人とも考えられ、企業の発展のためには欠かせない存在とされているのです。
コーチングの資格もさることながら、NLP資格を重視する人も多いです。コミュニケーション、自己啓発、ビジネススキルといった多くの点から自己を見直すために、心理学は注目されているのです。
さて、ビジネスといえば何においても対人能力がカギを握りますが、皆さんの企業では対人能力を上げるための社内研修は用意されているでしょうか。
先日はコーチング研修をご説明しましたが、もちろんそれにも対人関係のポイントを抑える内容は組み込まれています。とはいえ、対人能力を上げられる社内研修は何もコーチング研修に限りません。以前にご紹介したNLPは、些細な要素でも社内研修に組み込むことができ、対人能力のアップに繋げることが可能です。
もちろん、詳しくNLPを学べばそれ以上の効果となります。NLPセミナーを社内研修と並行して受けるのもいいでしょう。また、社内研修の講師を担う方も一度NLPセミナーを受けてみてはいかがでしょうか。
社内における社員の指導といえばOJTが主に挙げられますが、それとは違って、コーチングはNLPの要素も扱われているため、社員の能力を最大限に引き上げることに繋がる社内研修といえるでしょう。
コーチング研修はそれができる人材を育て上げるための社内研修です。
【コーチング研修】
■ねらい・目的
NLPカウンセリングを通して自分自身への理解を深める、部下の学び方やスタイルを理解する、成果に繋がる指導のポイントを学ぶ、コーチングスキルを身につけその活用方法を学ぶ。
■プログラム例
①リーダーの役割とは
・リーダーの役割と課題
②自己理解
・パーソナリティーの理解
・コーチング方法を自己分析する
③部下に対する理解
・部下のパーソナリティーやビジネススタイルの理解
・それぞれの部下に応じたコーチングについて
④成果を達成するまでのプロセス
・プロセスを学ぶ
・ボトルネックについて
⑤部下に対する対応方法
・それぞれの部下に応じた対応
・ボトルネックの補完、または育成
⑥社内の人間関係
・チームの形をつくる
・部下から見たリーダーは?
⑦コーチング技術
・自己開示
・情報提供
・フィードバック
・発問法
など
コーチングはただ人を指導するだけではありません。それぞれタイプの違う部下を理解し、個々に応じた指導を考えることが重要となります。そのためにも、コーチングスキル、ひいてはNLPスキルの高い指導者が企業に求められる傾向が強くなってきています。
NLPはもとは心理療法として特化したセラピーやカウンセリングの手法ですが、近年では自己啓発のための一要素としても注目されています。特にビジネスにおける活用のため見直され目覚ましい発展を遂げている現在ですから、社内研修にNLPを取り入れない手はありません。
これはひとつのアドバイスですが、NLPを学ぶ社内研修は是非とも考慮すべき内容です。
NLPを取り入れた社内研修で代表的なのは、なんといってもコミュニケーション研修、もしくはコミュニケーションを重視している内容の研修でしょう。心理療法として生み出された手法であるだけあって、人間同士の関わり方や人の心の掴み方など、NLPでは効果的な方法を知ることができます。
また、社員の向上心を高めるために、社内研修でNLPを学ぶと同時にNLPセラピーをすすめるのもよいでしょう。
もちろん、コミュニケーションに関する社内研修だけでなく、スキルアップを目的とした社内研修でもNLPは活用できます。
NLPの技術のひとつに、速読法の一種であるフォトリーディングというものがあります。一瞬にして全体を把握できるフォトリーディングは、修得すれば必ずや業務遂行に役立てられることでしょう。
社内研修には常に新たな技術や手法が求められます。NLPは1970年代にアメリカで生み出され、現在までに多くの成果を挙げ注目されてきました。それはビジネスにおいてもしかりです。
NLPは日本に輸入されて間もない技術ですが、徐々に普及されつつある成長度の高い技術です。誰よりも早く社内研修にNLPを導入することが、企業の発展に繋がるといえるでしょう。
責任を伴う社内において重要な立場、また部下を持つ立場となると多くの問題に直面することになるでしょう。今回はそんな管理者のための、管理職研修についての提案です。
【管理職研修】
■ねらい・目標
管理者としての立場や役割の理解、業務における現状の把握と課題の認識、社内における管理者としての使命を考察、他マネジメントの習得など。
■プログラム例
①管理者としての立場や役割について
・社内の現状とそのための役割
・管理職の基本と本質
②マネジメントについて
・自己マネジメント能力のチェック
・行動分析
・管理者として必要な行動とは
③管理者の在り方
・現在の企業の目的とそのために必要な管理者の在り方
・これからの目標
④業務遂行について
・固定観念の払拭
・創造力について
・業務に対する意思
⑤計画の実行とリスク対応について
・計画を立てる際のポイント
・発声しうるリスクを予測し、対応策を立てる
⑥課題の検討
・課題発表と質疑応答
⑦目標設定
・目標設定におけるポイントと重要性
どの企業においても、管理職は業務の要のひとつを担う重要な役割です。持っている意識や使命感が中途半端なままでは、業務に支障を来たすばかりか多くの部下を迷わせかねません。もし管理職の役割を充分に理解しているつもりだとしても、一度改めて社内研修で意識を持ち直しておくべきでしょう。
もちろん、管理者に必要な社内研修は「管理職研修」と名がつくものばかりではありません。管理職といえど、役割ひとつひとつに求められる能力は違ってきます。マネジメントに特化した研修やNLPビジネスコンサルティングなど、自分が担う業務に役立ちそうな研修はチェックしておいて損はありません。
企業に必要とされている新入社員研修は、新人が入社してすぐのものも当然ですが、一定期間を経て実施する社内研修も必要となります。入社からしばらくの間業務遂行を確認した後、新入社員教育はそれから始まるのです。
【新入社員研修(一定期間後)】
■ねらい・目的
入社してから行ってきた仕事を振り返る、会社の仕組みや企業の業務目的について改めて理解する、企業の発展のためのポイント考察、会社の一社員としてどうあるべきかを考え社内のメンバーである自覚を持つ。
■プログラム例
①成長確認
・入社直後の社内研修で学んだ内容の見直し
・仕事内容、進め方の確認
②自社に対する理解
・活動内容と会社が目指していること
・対象となる客や利害関係者
・商品やサービスが対象客にとどくまで
・分業の効率的な仕組み
・社内の業務の仕組みを整理
③企業発展のポイントについて
・発展とはどういった変化か
・発展に伴うメリット
・売上と利益について
・必要経費やコストについて
④これからとるべき行動
・期待されていることなど
⑤今後の企業と社員のありかた
・数年後の事業と社員(自分)のイメージ
・自分自身の目標
全体的に、企業に対する理解を深めることと、社員としての意識を高めることを目標としています。その上で仕事に対するモチベーションを上げるための新人研修となっています。
仕事に楽なものはないとはいいますが、日々の仕事は前向きに取り組まなくてはいけませんし、同時に向上心もなくては成果は上がりません。入社から一定期間を経てこのような社内研修を行うのは、改めて仕事に前向きに取り組めるよう意識を促す意味もあるのです。
そのために、理解や目標確認だけでなく、スキルアップのための社内研修やNLPセミナーのすすめもこの研修で行うと効果的でしょう。
このめまぐるしい現代社会において、社内研修を必要だと考えている人は多数企業において7~8割以上いるといわれています。しかし社内研修が充実しているかといえばそのようなことは全くなく、必要な社内研修が実施されない、あるいは社内研修の内容が満足できない、という意見があります。
社内研修の必要性に対し、充実性が伴っていないというのが現状なのです。
社内研修への関心が高まっている一方、積極的に実施できないといった状況もあります。その理由は上に挙げた、満足できる内容じゃないといったもののほか、業務時間をとられてしまうためや、受講内容が実務に活かせられないといったことも挙げられています。
社内研修には興味があるけれど現状問題を考えると積極的にはなれない、といった人が多いようです。
そんな中でも、実務に直接関わってくるマネジメントやスキルアップといった内容の社内研修に対しては参加意識が高まっています。他に、内容に限らず外部から著名人を講師として呼んだものは人気がありますし、ワークショップやEラーニングスタイルの研修も注目されています。
また、社内研修の問題点ですが、積極的に参加できない理由のひとつである「実務に活かせられない」という点では、内容を意識しての行動が2週間程しか続けられないという人が半数以上もいることが分かっています。
これは社内研修の内容に関わらず起こっていることで、事後のフォローアップ体制を見直す必要があると思われます。(Eラーニングに人気が高まっている理由は、そのフォローアップが注目されている点にもあります)
時代が進むにつれて、どの企業においても社内の人々は多様化してきています。その全ての人たちに効果をもたらす社内研修を行うために、これまで以上の工夫が必要なのです。
今回はOJTの中でも作業指導に関する研修についてです。社内で仕事を進めるための作業方法の教え方スキルを修得します。
【OJT(作業指導)研修】
■ねらい・目的
作業者受け入れについての現状理解、指導の進め方といった方法のポイント習得、指導項目の作成と整理、指導中に発生する阻害の要因とそれに対する対応策、効率的な指導方法など。
■プログラム例
①指導に関する現在の状況の把握
・現状の特徴
・問題点はどこにあるか
②指導の注意点・原則
・指導者がとるべき基本姿勢
・伝え方と聞き方
・教え方の基本
③仕事における基本の指導方法
・基本の重要性
・一般的な基本について
・指導方法
・指導項目の確認
④指導実習(ロールプレイング)
・指導方法の基本となるステップ
・ポイントの確認と整理
・ロールプレイングを振り返る
⑤指導の阻害となる要因と対応策について
・阻害要因の例
・対応策、方法の研究
人に何かを教えるということは、仕事において必要なことでありながらさまざまな問題点が生まれます。特に、何が重要かを伝えるためにコミュニケーションは欠かせません。コミュニケーションをスムーズに進めるためにはどうしたらいいのか、またコミュニケーションに行き詰った場合の対処法についてなど、OJTには多くの課題があります。
また、企業や仕事の内容によって必要となる能力はさまざまでしょう。上に挙げたプログラムはあくまでも例ですので、仕事に合わせた指導内容を盛り込まなくてはなりません。
少しずつ、さまざまな社内研修について詳しくご紹介していきます。今回は、社内における問題の発見や解決のための研修です。
【問題発見・問題解決研修】
■ねらい・目的
問題の発見から解決までの流れの理解、問題を発見するための視点の持ち方や分析方法、問題解決のための社内への働きかけや意識の促し方、課題の計画策定・実施。
■プログラム例
①問題の発見から解決まで
・何が問題となるのか
・解決までのステップ(問題を整理し、課題を明確にする)
・日常の業務に不備はないか
②問題の分析(課題設定)
・現状を把握して、問題の原因を分析する
・具体的な分析方法について
・課題からみた目標
・明確な課題設定
③問題解決とPDCA
・PDCAについて
・課題達成までの計画立案
・ケーススタディとPDCAサイクル
④業務遂行の役割とリーダーシップ
・リーダーシップについて
・指導方法
⑤コミュニケーションスキル
・社員間での問題把握
・会議の運営について
・ファシリテーターについて
⑥社内での問題発見・解決
・進捗管理や業務計画の留意点
・社内における問題の発見から解決までの計画作成
・問題分析シート
スムーズな業務遂行のためには、発生している問題を見て見ぬふりしていてはいけません。また発生しているはずの問題に気付くことも大切です。
意外な見落としがあるかもしれない業務に対して、問題発見・解決は見落としてはならない重要な項目です。また、そこから生まれた課題やそのための計画、社内のメンバー全員でそれらを把握し協力して解決に努めることも必要でとなります。
この研修では、そのために必要な問題発見や社内におけるコミュニケーション能力を養い、課題の設定や解決に向けた計画の方法を学びます。
社内研修と一言でいっても、その種類は実にさまざまです。今回はそんな社内研修の種類をご紹介します。こちらはほんの一部ですが、ぜひ参考にして、それぞれの目的に合った社内研修を実施してください。
【新入社員研修】
社会に出たばかりの新入社員に、学生から社会人へと意識の切り替えを促す。また、基本的なビジネスマナーを身につけたり、社員同士の交流を行うのが目的。
【中堅社員研修】
仕事に対するモチベーションアップや対人能力の向上。また、さらなる自己スキルアップを図るとともに、後輩指導方法についても学ぶ。
【管理職研修】
管理職という立場の理解や役割を認識し、企業における管理職としての使命感を持って目標を設定することが目的。
【ビジネスマナー研修】
接客、電話応対、クレーム処理、ビジネス文書などのマナーの修得。
【マーケティング研修】
マーケティングの基本や市場の把握、ビジネスの具体的な展開・分析方法などを学ぶ。
【プレゼンテーション研修】
プレゼンテーションの基礎、話の組み立て方、発声方法や話し方、またプレゼンテーションツールの活用方法など。
【OJT研修】
指導者としての心構えや指導の基本、OJTの計画作り、OJT対象者とのコミュニケーション方法など。
【コーチング研修】
自分自身を含めた部下や社員のビジネススタイルを理解し、それらを活かして成果が上がるよう指導するためのポイントを学ぶ。
以上から、社内研修にはビジネスの基本を学ぶものや、社員のレベルに応じたもの、また特定の目的を対象としたものといった種類があることが分かるでしょう。これらはほんの一部ですので、今後ご紹介する社内研修には必ずや皆さんの望む目的のものがあるはずです。
企業にお勤めの皆さま、毎日の仕事たいへんお疲れ様です。特に管理職の方、この激しく移り変わる世の中、時代に合わせて業務を遂行させていくのはさぞかしたいへんなことでしょう。
仕事の進みは順調ですか?社員は育っていますか?もし行き詰っているなら、今こそ社内研修を実施するときです。
社内における研修は、新人研修さえしておけばよいというものではありません。業務に必要な能力ごとにスキルアップのための研修が必要ですし、部下を指導する役目に立つなら管理職研修やOJT研修といったものが必要です。
この移ろいゆく時代のなか、社会に合わせた企業にしていくなら、そういった社内研修は欠かせませんよ。
では、これから社内研修を実施していこうと考えていらっしゃる皆さん、準備のほどはどうですか?予定は的確に立てられていますか?プログラムの内容は目的に沿ったものですか?
急に社内研修を始めようと思っても、種類や内容は実にさまざまで、何が必要でどれが的確かなんてなかなか分かりませんよね。特に、時代に合わせるとなるとそのために適切な方法を模索しなくてはなりませんし、企業に残る昔からのやり方があるとしても今でもそれが通用するとは限りません。
このサイトでは社内研修に迷っていらっしゃる企業の皆さまに、社内研修の予定の立て方やプログラム例などをご紹介・説明していきます。社内研修を考えているけれども、何から検討すればよいのか分からないという方は、ぜひ当サイトをご参考ください。あなたの企業の社員教育のお役に立てると幸いです。